アメリカのウオール街デモなんですが、全米規模に拡大しつつ有ると言う事です。アメリカは日本と違い凄まじい格差社会で、金持ちは桁違いの大金持ちで、貧乏人は本当に悲惨な生活をしています。アメリカの人口の上位1割がアメリカの富の7割を持っているような歪んだ金持ち優遇の超格差社会が現在のアメリカの姿です。若者の失業率は2割近く、全体でも十人に一人は仕事が無くて就職すら出来ません。日本のようにバイトや派遣なら何とか仕事は有るという甘い状態じゃ無くて、バイトも含めて全く仕事が無いんです。そして、日本のように政府が医療や生活の最低限の支援を行うシステムもほとんど無いので、失業してしまうとホームレスまで一気に落ちてしまう可能性が有る怖い社会です。ですから、デモが全米に及んだ今回の危機は、アメリカという国家が転覆してしまう危険が有るほど、巨大なリスクが有るのでは無いかと恐ろしい気がするんです。アメリカが滅ぶとは想いませんが、政治的な大混乱が起きる程度の事は有り得るのでは無いかと心配しています。欧州でも同じようなデモが拡大していて、不穏な空気が欧米を包んでいます。デモ拡大が政治の混乱を引き起こし、ただでさえ最悪の経済状況に更なる消費マインドの低下をもたらし、波紋が波紋を拡大し続けると大変な結果にならないか心配です。この状況で、ギリシャやスペインのデフォルトや中国経済バブルの大破綻でも続いて起きたら、株価が大暴落して世界大恐慌の再来なんて事になるのでしょうか?その可能性は驚くほど高いのでは有りませんか?欧州とアメリカが大恐慌に陥って大混乱したら、中国が日本へ戦争を仕掛けて来たり、イランとイスラエルが戦争をお越したりして、第三次世界大戦という最悪の状態になる事も、真剣に想定して準備をするべきじゃないんですか?最悪の事態を甘く見て、日本国民が数千万人も殺されてから、また想定外の一言で片ずけられたら溜まった物じゃ無いと思いませんか?
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