おすすめ
読みやすい文章、ところどころにある笑えるところ、 そして著者の深い観察力。 この本を読むと、ベトナムの人々の生活が 映像のように浮かんできます。おかたい文化論を読むよりも、旅行雑誌を読むよりも ベトナムのことがよくわかるかもしれない。 とても楽しく読ませていただきました。 第2弾、期待してます。
俺はプノンペンの味方
私は小林君と協力隊の訓練で同期で同じ班でした。この本からもわかるように、とにかく変わった男で夜、一人でトレーニング室のエアロバイクをこぐのが唯一の楽しみのようでした。訓練中からくだらない文章を書くのが好きで裏班日誌を作っていました。次はあれを出版してみたら小林君。 昨今のベトナムブームの中、執拗ともいえる洞察力の筆者が書いたこの本は買いです。普通のガイド本とはわけが違います。
さみしい男の独り言に「プッ」
ハハハ。笑いました。 しかし、独り言の多い人だな、この人は。ぶつぶつ言ってる姿が目に浮かぶようです。 軽いタッチで笑わしてくれるけど、そこはそれ、ベトナム人のことよく見てるんですよ。口で言うより、あったかい眼差しでね。 やっぱり、そこで暮らしてみないと、わからないことってありますよね。そこの言葉しゃべって。 でも、この本からは、旅行じゃ味わえない楽しさが、読んでる僕にまで移っちゃったみたいです。
文芸社
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