love holic~恋愛中毒~


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■恋愛小説 (新潮文庫 し 22-72)
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■love holic~恋愛中毒~

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朝チュン、それでもイイ！

ここまでの朝チュンは初めて見ました。しかしそんなことはこの作品を評価する上でなんの障害にもなりません。行為そのものよりも、そこに至るまでと、直前の西岡さんの可愛らしさにドキドキし過ぎて、もしちゃんとベッドシーンが描かれていたら心臓麻痺を起こすとおもいます。すごい萌えます。毎日読んでいます。
あと松川さんの刺青が何の説明もなくでてきたところに川唯東子先生の力量を感じました。スゲェ。（あとで理由が判明しますが・・・）だってだって、スーツのエリートサラリーマンの腕に、誰が刺青があると思うでしょうか。びっくりです。感動です。

「僕に勇気があれば、愛していると言えたのに・・・」

同時収録の「冷たい人」が最高に良かったです。死の間際になり「あのとき僕に勇気があれば、愛していると言えたのに・・・」と苦しむ切ない想いにホロリです。本編「恋愛中毒」の攻役の過去話なのですが、この「冷たい人」を読み「恋愛中毒」のストーリーがぐっと深まりました。どうしてそんな愛し方をできるのか、そんな愛し方に至った経緯がとても切なくて、登場人物それぞれに心に深みがあります。本編「恋愛中毒」では、受役が過去の恋愛が心のトラウマになっており、恋愛に億劫になっていたのですが、その心の闇を攻めが解き放ち結ばれます。ずっと言ってもらいたかった言葉、自分のことをわかってくれたこと、そういう人に出会えたときの喜びや切なさを感じ取ってもらえたら幸いです。


ビブロス
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