面白い!
頷ける言葉いっぱい!そして例えが上手で文章が軽快!爆笑しながらすらすらと読めてしまいます。一つ引用! 「恋愛とは、勝手な思いこみの、ひとりよがりの幻想である。」 幻想を大いに楽しみたいです☆
最高です!笑えて、為になります。
著者の驚くべき私生活が暴露されている本なのに、爽快感が有ります。著者の岩井志麻子さんは、自分の事を良く知り尽くしている。 様々な人間関係が語られており、第三者には、著者や周りの人間模様を覗き見する楽しみだけで面白いのですが、巷に溢れる優等生な恋愛マニュアル本には書いていない本音が満載で、悩んでいるときに読むと、「自分の悩みは大した事ではない。」と思えます。 それから、岩井志麻子さんは文章が巧い。「<前略>モンゴルの人に日本の女の写真見せてどれが綺麗かって聞いたら、山田花子指すんだって。藤原紀香や松嶋奈々子を差し置いて。」(11ページより)多くの日本人は信じられないこの話は、岩井さんが書くと強い説得力が有ります。 有名人の話も載っていて、ミーハー心が満たされます。アンパンマンの考察話に笑えます。 福田和子や田村亮子やT島Y子を例に挙げた『「私がナンバー1になれる場所」に行け』『自分の武器の活かし方』の項目は、男性も使えます。
自分を冷静にみている
林真理子と中野翠が同業者の作家友達のように岩井志麻子と中村うさぎは同業者の作家友達を超え、不思議な糸で繋がっている戦友みたい。 それは男性に対する価値観かもしれない。 イタイ男と付き合っている自分、愛は娯楽だと言い切り、自分を良くみせようとか、相手を人格者だとか、そんな錯覚は起していないから、読んでいて清々する。この人の初体験の相手を知っても、驚かなかった私は、先にテレビのトーク番組で「この人面白い。」と興味を持ってこの本を読んだせいだと思った。
転がされることもまたたのし
ひも付きの生活をしている、あのお方にとって、ホラーはこんな惨めな かつかつのセイカツから沸いてくるのだとなっとくっくく。 綿矢りささんの蹴りたい背中と同じニヲイがして、なんかねって。感じ。
知っていると楽だよー
志麻子さんが自身をさらして皆様に恋愛道だけでなく人間について語っております。志麻子さんの他の著書を多読されている方は、いまさらながらの感じ。でも、独特の語りはやはり楽しいです。軽く、数時間で読んで笑えてわが身を省みました。「そうなんですー、分かってるんです―(泣き)でも、後悔しちゃうの。やちゃうのー私もー」となるかと一読してスルーできるかはあなた次第。気づいているようで当人は気づかないんだこれが、気づいていることはわかっているんでもやちゃうんだ。
太田出版
志麻子のしびれフグ日記 女神の欲望(リビドー) 最後のY談 嫌な女を語る素敵な言葉―恋愛ホラー (祥伝社文庫 (い16-1)) 東京のオカヤマ人 (講談社文庫)
|